株式会社マルヒラ

取扱商品

木材

マルヒラは戦災復興に伴う旺盛な木材需要を見込み昭和22年に創業されました. 爾来70有余年,時代に合わせた木材を供給し続けています. 施工計画に基づく逐次納品から急な入り用まで,多寡を問わず柔軟に対応いたします.

汎用木材

ベニヤ・コンパネ・構造用合板

銘木

新建材・住宅設備

第一次世界大戦後,ベニヤ板・石綿ボード・石膏ボードなどの工業的で均質的な板状建材が普及し始めました[1]. さらに第二次世界大戦後には集成材やプラスチックなどの非伝統的な素材からなる建材が開発され住宅材料として広く用いられるようになりました. 代表的なものとして,発泡プラスチックやグラスウール製の断熱材・アルミサッシ・弾性系シーリング材などが挙げられます. これらのような建材のことを比較的伝統的な建材と区別して概括的に新建材と呼びます. マルヒラは時流に沿って昭和36年に新建材の取り扱いを開始しました. 当初は丸玉木材のラミープリントやシークボードなどのプリント合板を取り扱っていたようです. 以来住宅機器を取り扱うなど取扱品目を拡充し続け現在に至ります.

記載のないのメーカであっても手配できることがありますのでお気軽にお問い合わせください.

プレカット

木造住宅建築においてプレカット加工とは,材料の切断や継手・仕口の加工を現場搬入前に工場で行うことを指します. プレカット加工は戦後生まれた木造軸組工法の効率化を求めてここ30年程で普及した,歴史的には比較的新しい技術です. 昭和50年代に単機能のプレカット加工機が登場し,その後昭和60年代に全自動 CAD/CAM プレカットシステムが開発されました[1][2]. この全自動 CAD/CAM プレカットシステムはバブル期の労働力不足や旺盛な住宅需要を背景に普及が進み[2], 施工期間の短縮や施工コスト削減などの利点が市場に浸透していった結果,平成28年には92%以上の木材住宅でプレカット部材が利用されるまでに至りました[1]. すでに少し触れましたがプレカット加工は以下のような利点を有します.

工期を1/3程度に短縮できること
工期短縮は人件費の削減につながります.加えて着工棟数を増やすことができます.
CNC工作機械を用いるため加工のばらつきが小さく接合部の品質が安定すること
継手・仕口を加工する作業者の熟練を要しないこと
プレカット加工が主流となって久しく,人手不足も相まって手刻みできる職人の確保がむつかしくなっています.
加工済の材料が出荷されるため建築現場や下小屋において端材や切り屑が極めて少なくなること
廃材処理費の削減につながります.

マルヒラは平成14年にプレカット工場を新設し,木造軸組工法向けの木材プレカット加工を承っております. マルヒラのプレカット部材は「高耐久性機械プレカット部材」としてAQ認証を取得しています. これは加工精度や防腐・防蟻処理等についての品質基準を満たしていることを認められたものです.